no title #03

1月30日(火)

 仕事場で大きな失敗をしてしまった。なんでこんなミスを?と周りが驚くレベルのやつ。

原因は明白。眠れてないことによる集中力の低下だ。正確に言えば、寝付けるのだけれど中途覚醒がひどい。どうしても寝付けない時は眠剤を飲んで眠るのだけど、飲んだら飲んだで、朝まで眠気を引きづりぼんやりしてしまう。よくない流れが確実にきている。今にも破裂しそうな風船が、失敗をしたことによってパンと弾けた感じ。眠る前、ふと「血が見たい」などと思ってしまった。とどまれと念じながら無理やり眠った。

 

1月31日(水)

 子供達の弁当を作るために早起きしようとするも、6時半が限界で今日もギリギリのタイムスケジュールだった。弁当を作り、9時前に滑り込みで幼稚園に送る。仕事は休みだったので、家事をしたり病院に行ったりしようと思っていたが、前日のテンションをひきづっているため、そんな元気はどこを探しても見つからなかった。できるだけ生活圏から離れて現実逃避がしたい。通勤中、いつも遠目に見ている鈴鹿山脈の雪を見に行きたい。そんでついでに温泉に浸かるんだ。そんなことしか思い浮かばないくらい、体や心は悲鳴をあげていた。

 行き道はZAZEN BOYSの『らんど』やあっこゴリラのEP『マグマI 』を聴きながら向かった。精神的にボロボロの時やイライラしてしまう時はうるさい音楽が聴きたくなる。尖っている気持ちを代弁し、昇華してくれる音楽を求めてしまう。音楽とメンタルの状態はいつもリンクしている気がする。

 目的地は湯の山温泉の希望荘。2度めの訪問だ。残念ながら雪はほぼ残ってなくて、路肩に薄汚れた塊が転がっている程度だった。それでも車を降りると、冬の山特有のきーんと澄んだ空気を感じることができた。気持ちいいな、来てよかったな、と思いながら深呼吸。

 希望荘の日帰り温泉「自助の湯」には伊勢湾を望める露天風呂と大浴場、そしてサウナがある。私はサウナが苦手なので、体を洗ってまず大浴場へ。少し熱め、たっぷりの湯量により体が瞬時にほかっと温まり鳥肌が立つ。血が巡り、凝り固まった心身がほぐれていく感覚に身を委ねる。体の軸まで温まったところで露天風呂に移動。四日市の街並みは霞んでいてよく見えなかったが、いつもの生活から離れ、ただ冷たい空気を感じながら湯に浸かることはなんて贅沢なことなんだろうと思った。余計な思考や言葉を放棄し、ただ感覚だけに戻っていける気がした。来てよかったな、半日の逃避だったけど少しずつ気持ちと生活を取り戻していきたいところだ。

 

2月1日(木)
 午後から小学校の入学説明会に出かけた。早いもので長男も4月から小学生だ。

いろんな話を聞きながら、4月以降の生活があまりイメージできへんなあなどとぼんやり考えていた。仕事も変えたいけれど、今はタイミングではないのかもしれない。自分ってどうやって働いて暮らしていきたいんやろう、そしてそれは子育てと両立できうるのかなどとまた考えこんでしまった。とりあえず健康第一、早寝早起きを心がけたいところだ。そんなこんなで5時半に目覚ましをセットし寝た。

 

2月2日(金)

 朝から「仕事行きたくねえええええええ」と布団にしがみついていたが、5時半になんとか起床。リズムを整えると決めたので仕方なく。本音を言うと、始末書書くのが嫌すぎて逃げ出したかった。そのまま仕事行きたくなかった。失敗したことは仕方ないけど、必要以上にメンタルにダメージくらってしまう自分がいて情けない限り。そんですぐ辞めたい・・・などと考えてしまう。強くなりたいなどとはもはや思わないけれど、気持ちの切り替えがうまくできるようになりたい。頭で分かっていても、心や思考の癖はなかなか思い通りにはいかない。

 仕事が終わって片頭痛。適当なご飯しか作れへんわ、もうなんでもええわーと思いながらカレーを作った。作るのも面倒で買って帰ろうかと思ったけど、グッと堪えて作っただけえらい。今日は出勤したことと、カレー作ったことは満点。誰も褒めてくれないので、全力で自分を励ました。始末書も書かずに、これを書いてるんやから反省もクソもあったもんではない。文体も気の抜けたものになってるし・・・でも、どうでもいいや。

 

最近聴いて好きだった曲。よかったら聴いてみてね。

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