大丈夫になっていくように

 

唐突だが、元々私は子供が嫌いだった。そんな私が子育てまあまあ楽しいと思えるのは子供達のおかげだ。

彼らと話してる時の私は、お茶目で楽しいやつだと思っている。

 

 もうすぐ5歳の次男はまだまだおっぱいが好きで、たまに思い出したように吸ってきたりする。面白いしかわいいしで、「いつまで吸うん?」って聞いてみたら、「100歳なるまで吸う〜!」なんて言ってて笑かしてくれる。長男とは女友達のノリでいつも楽しい(最近どこで覚えたのか小声で「お母さんって好きな人おるん?」って聞いてきたりする)。

 子供たちの想像力にはいつも驚かされる。隣の部屋って宇宙に繋がってるんだよとか、月で洗濯はできないよなあ〜とか、そういう発言に癒されるし、刺激をもらう。いつまで楽しい関係でいられるかわからないけれど、できるだけ長くこんな生活が続けばいいのに、とおもう。

 もちろん楽しいことばかりではなくて、それ以上にしんどいことも山ほどある。自分のこれからの働き方とか考えたら軽くどんよりしてしまうこともあるけど、子供を育てるってマイナスなことばっかじゃないってどこかに書いておきたかった。

 

 世の中に横たわる分断や、冷笑や、どうにもならない諦めとかを全部、笑い飛ばしてやりたいと思ったと思えば、先行きが不安になったりと、今日は感情が忙しかった。仕事に行けば、相変わらず挨拶を無視され続けているし、そういうことで気持ちを抉られる自分の軟弱さに嫌気が刺してしまったりもした。そんなふうに感じがちな日々の中でも、意識的に今日は全部嫌なことばかりではなかったよね?と、確かめてたかった。書くことで、確かめたかった。大丈夫になっていくように。きっと、いろんなことがこの先うまくいくよと信じる気持ちも少しは持っていたいのだ。